ALGS Year5 Championship 優勝予想

ChampionshipPrediction

2026年1月15日 01:00

いよいよ開幕が迫るChampionship。
今回のコラムでは、Apexiaで分析を担当するアナリストたちに、今回の優勝予想をしていただきました。果たしてどのようなチームの名前が挙がるのでしょうか。
札幌でのALGSをもっと面白く観戦するためにも、是非お読みください!

AKIBOXの優勝予想(X:@AKIBOX_apex)

 Championshipでの勝敗を分けるのは、言うまでもなく最終試合でのチャンピオン獲得です。どれだけポイントを積み上げても、Match Pointに到達したチームが優勝を掴み取るには、自らの手でチャンピオンを勝ち取るしかありません。

 そこで今回の優勝予想では、チャンピオン数の多さに着目しつつ、レベルの高いロビーでポイントを稼ぐ力を持つチームに絞って候補を挙げていきたいと思います。特に今大会のスクリムでは、週ごとにGroup Stageを行い、上位チームと下位チームに分け、最後にMatch Point Finalを行う、という実際のChampionshipに近い形で進行していました。そのため、比較的レベルの高いロビーだと考えられるWinners BracketとMatch Point Finalでの結果を重視してチームを選定しました。

本命◎:FLCN

 スクリム期間中の平均ポイント1位という圧倒的な数字を残したFLCN。ポイントを稼ぐだけでなく、一定数のチャンピオンもしっかりと獲得しており、Match Point形式における勝ちパターンを確立しています。CEOここにあり、といったところでしょうか。

 Gildを加えた新体制となり、ImperialHalがIGL復帰という大きな変更があったものの、不安は一切感じさせません。むしろGild加入によりキャラピックの幅が広がり、より柔軟性の高いチームになったように見受けられます。

早めに優勝が決まるシナリオであれば、このチームが最有力候補です。APEXはImperialHalのためにあるゲームです。彼が優勝に最も近いのは必然でしょう。

対抗〇:CTG

 平均ポイントは上位をキープし、Match Pointのゲームでも頻繁に点灯させているCTG。チャンピオン回数こそ少ないものの、EMEAチームのためping差というハンディキャップを背負ってこの結果を残していることを考えれば、十分に逆転可能な位置にいるはずです。Zuniの火力はいうまでもなく、Kaishihaaも十全に火力を発揮するようなゲーム・ロビーになれば、ポイントを荒稼ぎできることでしょう。

 不安点を挙げるとすれば、やはりチャンピオン数の少なさです。マッチポイントの点灯後に勝ち切れるかどうか、という一点に尽きます。早めの優勝を決める、というようなイメージが湧くチームではありませんが、点灯チームが増えてゲームが混戦模様になった場合、チャンスは十分にあるといっていいはずです。

穴☆:RID

平均ポイントこそ下位に位置するRIDですが、参加したMatch Point Finalではポイント1位を獲得するなど、要所で結果を残しています。ただし調子が悪い時は大きく沈むことが多く、モメンタムを含めてGroup Stageで安定してポイントを稼げるかどうかが勝敗の分かれ目になると考えています。

特に今回はGroup StageでのポイントがBracket StageのPOIドラフトにも大きく影響を与えるため、Group Stageの重要性はこれまで以上に高いと言えます。(こちらのコラム参照)ゲーム数が重なり点灯チームが増えてくれば、一発逆転があってもおかしくありません。

世界大会の経験も豊富な3人に、日本が誇る名伯楽のCabbagestコーチを加えたこのチームは、ダークホース候補として要注目です。

hangmanの優勝予想(X:@hangman___n)

 POIドラフト導入以降(Year4 Split2~)の世界大会決勝において、優勝チームが決まったのは6試合目が1回 (Y5OP)、9試合目が2回 (Y4CS, Y5Mid) 、10試合目が1回 (Y4S2) であるため、今回も優勝チームが決まるのは8-10試合目だと考えています。その上、POIドラフト導入以降LANでOlympusがプレイされるのは今大会が初めてで、今回の決勝のマップローテーションは、SP→OL→WE→ED→ED→WE→OL→SP→...となっています。以上のことから、今回は Storm Point と Olympus を中心に優勝予想を考えました。

本命◎:Crazy Thieves

 大会1週間前にCrazy Raccoonとのパートナーシップを発表した100 Thievesは、間違いなくYear5 Championshipの優勝候補筆頭です。メンバーのPhony, Genburten, Verhulstは全員がLANでの優勝経験があり、直近のMidseason Playoffsでは7位に終わったものの、虫垂炎の手術後24時間も経たないうちに1試合目からチャンピオンを獲得したことはみなさんの記憶にも新しいことでしょう。

 世界大会スクリム全体を通しての平均ポイントはSRと1.6pts差の3位ですが、01/10, 11に出場したスクリムでは4ブロックすべてで8試合以内 (3/4は6試合以内) に50ptsに到達しています。さらに、CRTは非常に安定しており、世界大会スクリムにおいて、5試合目以降は41%の割合で5位以内に入っています。3PADの卓越した火力とコール量で最終円で特に輝くCRTは、MP点灯チームが複数残った混乱の最終円でも圧倒的な力を見せるに違いありません。

 経験が豊富で、トラブルにも強く、札幌の地でCRバフを得るCRTは、チームとして初めてのトロフィーを掲げることになるでしょう。

対抗〇:ROC Esports

 「優勝予想にFLCN, ALL, SRがいないのはどういうことだ!」と思っているみなさん、今ならROCに予想を変えて一緒に勝ち馬に乗れますよ?

 最初に述べたように、今大会のカギを握るのは Storm Point と Olympus です。そして、ROCはBANが進んだスクリム(5試合目以降)の当該マップでのチャンピオン獲得数が圧倒的です。

 実績をみても、ROCは Split2 Pro League Americas では10位に終わったものの、Vaxlon, SaucerorはLAN決勝での経験が豊富で、Deedsも含めた現在のメンバーでMidseason Playoffsでは2位を獲得しています。

 世界大会決勝でいくらポイントを稼いでも、いくら最終円に残っても、トロフィーを掲げるのは「チャンピオン力」のあるチームです。前回LANでは2位、Game4でのMP点灯にもかかわらずチャンピオンをとれずに苦杯をなめたROCが、最後のチャンピオンになるために札幌に登場です。

穴 ☆:S8UL

 ここまで読んでくれたみなさんは、「あぁ、APAC Southなんて入れちゃって、こいつは逆張りしかしないのか」と思われていることでしょう。みなさんが札幌から帰る飛行機の中では、話題はS8ULで持ちきりになっています。

 メンバーのJesko, Sharky, Legacyは全員が今まで出場したLANすべてで決勝に進出しており、経験は十分です。スクリムの成績を見ても、12/29-01/05の週間平均ポイントは全体1位 (69.33 pts) 、1月における5試合目以降のSP, OLの平均順位はそれぞれ3.75 (n=4), 7.63 (n=16) となっていて、札幌でのトロフィーリフトへと着実に調子を上げていると言えます。

 1年前、GN (現AUR) を優勝予想に挙げていた人はどれだけいますか?何があるか分からないのがALGS、そしてMatch Point Finalsです。着実にポイントを稼ぎ、混乱の中MP点灯チームの優勝を阻止し、そのままYear5の頂点に立つのはS8ULかもしれません。

結びに

 両名併せて6チームを挙げていただきました。皆さんが聞きなじみのないチームもあったかと思いますが、有名チーム以外にも強いチームだらけなのがChampionshipの面白い部分です。今回のChampionshipのルールや形式などは、Apexia内でも確認することができます。(不明点はチャットボットにてお問い合わせください。)是非観戦のお供にご覧ください。

 長い戦いの果てに笑うのは誰なのか、開幕を待ちたいと思います。皆さんもぜひどのチームが優勝するかを予想しながら、今回の大会を楽しんでください!

文責:AKIBOX

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